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Channel: らっくの〔アート〕・・のようなもの
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強風で雪が、、・臨書「李嶠詩残巻」その3

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昨晩からの強風で雪が吹きかけていました。

寒い朝でした。風はまだ吹いています。



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ホウレン草に雪。間も無く溶けました。





臨書「李嶠詩残巻」



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イメージ 4


イメージ 5




紙は天地約65cmのロール紙裏面使用。筆は九段下 玉川堂の「永寿」

墨は鈴鹿墨松煙「墨塊」残り墨を薄めて使っています。

読みの紙は百均の伊予和紙85mm角。







この書の筆者は嵯峨天皇と伝えられていますが、他の宸筆と比べて

字形は似通っているが、同筆ではないと言われています。

鈴木翠軒(昭和時代の大家)の本(氏の書論と雑記でしたが、

手元になく行方不明)の中で、欧法ではあるが、

こだわってない、四角い構成ではなく

円で捉えた和風の気がある、点の打ち方が独特である、

その他の理由で筆者を空海と推定(ほぼ断定)されていましたが、

頷ける点も多く、分かりづらい文字は空海の書から結構探せるので

らっくは「伊都内親王願文」も含めてその説にしたがって

空海書として捉えています。





夜になってようやく風も少しおさまってきましたが、

寒さが続きます。春や〜〜い

不動明王・臨書「李嶠詩残巻」その4

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さくら市の勝山城址公園内の美術館で「平山郁夫展」を見ました。

5日までですが、スケッチブックや小品に面白いものがありました・

こじんまりとした、良い展観です。



園内に大きな木彫の不動明王がありました。



イメージ 1


ガラス越しなのでうまく全体が写せませんでした。







「李嶠詩残巻」の臨書続きです



イメージ 2

イメージ 4








イメージ 3


イメージ 5


用具は前回同様です。ロール紙(天地約65cm)鈴鹿墨・松煙「墨塊」

九段下・玉川堂「永寿」仮名用の7号羊毛中鋒




淡墨だと色は綺麗なのですが、キリッとしないようです。

少し寂しい気がしますが、墨が残った分だけまだ少し続きます。





少しずつ暖かくなってきているようですが、

風が冷たいので寒いです。

先ほどは宮城県沖の地震でこちらもだいぶ揺れました。

大地は揺れないでほしいです(笑)















八万四千体地蔵(東京谷中)・仮名臨書「小島切」

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先日東京へ行った折によってきました。

台東区谷中、寛永寺口「浄名院」の八万四千体地蔵菩薩

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境内に整然と並んだお地蔵さん。

まだ増え続けているようです



仮名臨書「小島切」その1


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イメージ 4













墨は奈良古梅園の桜、筆は白玉小筆(猫)



久しぶりに半紙に書きました。

ちょうど半端で出てきた一帖の手すき仮名半紙

ページ分だけあるので使ってみました。

「小島切」の解説は次回から、、、



周りのうちでは梅が咲き始めましたが、

うちでは明日あたりからのようです。

まだまだ寒い3月お身体に気をつけて

雪が、、、「李嶠詩残巻」臨書 その5

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今日の午後(7日)急に冷えて雪が吹きかけました。

すぐ止みましたが、今も寒いです。     


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ボケた白いすじとバックの地面の白が雪

高速シャッターにもせず、慌てて窓をしめました(笑)






「李嶠詩残巻」臨書その5



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イメージ 5


用具は前回同様、淡墨がまだ続いています



原本は緊迫感がありながら、ゆとりの筆使いをしてますが、

線の緊張感は半端じゃないので、相変わらず苦戦しています。

一文字一文字がきちっと書かれているのと背勢によって

緊張を保っているのかな、とも思うのですが、

精神力を高めるには良い本なのでしょう。





うちの遅咲き梅もようやく開き始めましたが、

暖かな春が待ち遠しいこの頃です。

臨書「李嶠詩残巻」その6

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 臨書「李嶠詩残巻」その6




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今回で淡墨(鈴鹿墨)は終了。次回から墨は油煙墨になります。



春なのに毎日冷たい風が吹いています。

月は冴えて綺麗に見えますが、今夜も寒そう〜〜〜

ラッパスイセン・臨書「小島切」その2

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ようやくうちの小さなラッパスイセンが咲いて少し春の気配



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「小島切」2回目です




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すぎにしもいま行すゑもひたみちになべて         一品宮に昔のこと(ども)きこえたまて
わかれのなき世なりせば                 つかさのさうしにすみたまへる
    御返し 一品宮                 ころ  うちをおほしいでて
ゆくかたもすぎにしかたもおもふらん だれ     すぎにける昔のちかくおもほえで
にもとまるみをいかにせん             ありしにあらぬほどぞかなしき
   さきのないしとといふ人さかつき て        みやの御返し
   きれきとか(きて)まいらせたるに      わすられぬ昔ながらのうきなれどあ
雲井にてさすがにみゆるさかつきのこのて      りしにかはるそではぬれけり
きれきはいかにせよとも(ぞイ)             とほくなりたまふほど 宮に御返し




仮名用の半紙、墨は古梅園の「桜形」筆は白玉の小筆です。

直筆で連綿が多いので、先のきく弾力のある筆のが良さそうですが、

猫の毛でかなりゆっくり書いてます。

書きながら、原本が見られるように、でもあります。



毎日風が強く吹いています。

心地よい春の風がいいですね。

ようやく春めいて・臨書「李嶠詩残巻」その7

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梅や菜の花も咲き始めて、少し春の気配になってきました。


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カキドオシ







「李嶠詩残巻」その7




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釈文〜最終行「在」を抜かしました。


墨は油煙墨をやや濃いめに磨っています。天地約65cmのロール紙

筆は神保町・玉川堂「永寿」仮名用の羊毛中鋒






朝晩はまだ寒いです。氷も張ってるし、、、

お身体お気をつけください。

春の花・臨書「李嶠詩残巻」その8

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日差しは暖かいのに今日も冷たい風が、、、


冬を越して頑張っています。ようやく春めいて

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        ルッコラ           しぶとく咲くビオラ 





臨書「李嶠詩残巻」その8



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イメージ 6


仕様は前回と同じ。少し濃いめに墨を磨っています。

もっと濃い方が厚みが出て面白そうですが、

紙がやや薄手なので、ほどほどにしています。





今日も寒い夜です。

風邪などひかれません様に

キジバト・仮名臨書「小島切」その3

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春の便りが聞かれ始めているのに今日は冷たい雨です。

下の写真は数日前



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キジバトとにらめっこ(食事の邪魔だったらしい・・笑)



「小島切」その3


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イメージ 3

仮名半紙に白玉(猫)の小筆



小島切は「伝道風」と伝えられていますが、

道風の時代よりずっと後の女性の筆とみられています。

直筆の鋭い線が丸みを帯びて連綿する一種叙情的な感じの古筆です。

内容は「斎宮の女御」の家集を書写したもので、

現在三十数葉が見つかっています。

今回の臨書はそのうちの19葉ほどになります。

手元にある本がそれしかありません。




今晩も冷えて寒そう。あったかくしてお休みください。

強風で雪が、、・臨書「李嶠詩残巻」その3

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昨晩からの強風で雪が吹きかけていました。

寒い朝でした。風はまだ吹いています。



イメージ 1

ホウレン草に雪。間も無く溶けました。





臨書「李嶠詩残巻」



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イメージ 3






イメージ 4


イメージ 5




紙は天地約65cmのロール紙裏面使用。筆は九段下 玉川堂の「永寿」

墨は鈴鹿墨松煙「墨塊」残り墨を薄めて使っています。

読みの紙は百均の伊予和紙85mm角。







この書の筆者は嵯峨天皇と伝えられていますが、他の宸筆と比べて

字形は似通っているが、同筆ではないと言われています。

鈴木翠軒(昭和時代の大家)の本(氏の書論と雑記でしたが、

手元になく行方不明)の中で、欧法ではあるが、

こだわってない、四角い構成ではなく

円で捉えた和風の気がある、点の打ち方が独特である、

その他の理由で筆者を空海と推定(ほぼ断定)されていましたが、

頷ける点も多く、分かりづらい文字は空海の書から結構探せるので

らっくは「伊都内親王願文」も含めてその説にしたがって

空海書として捉えています。





夜になってようやく風も少しおさまってきましたが、

寒さが続きます。春や〜〜い

不動明王・臨書「李嶠詩残巻」その4

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さくら市の勝山城址公園内の美術館で「平山郁夫展」を見ました。

5日までですが、スケッチブックや小品に面白いものがありました・

こじんまりとした、良い展観です。



園内に大きな木彫の不動明王がありました。



イメージ 1


ガラス越しなのでうまく全体が写せませんでした。







「李嶠詩残巻」の臨書続きです



イメージ 2

イメージ 4








イメージ 3


イメージ 5


用具は前回同様です。ロール紙(天地約65cm)鈴鹿墨・松煙「墨塊」

九段下・玉川堂「永寿」仮名用の7号羊毛中鋒




淡墨だと色は綺麗なのですが、キリッとしないようです。

少し寂しい気がしますが、墨が残った分だけまだ少し続きます。





少しずつ暖かくなってきているようですが、

風が冷たいので寒いです。

先ほどは宮城県沖の地震でこちらもだいぶ揺れました。

大地は揺れないでほしいです(笑)















八万四千体地蔵(東京谷中)・仮名臨書「小島切」

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先日東京へ行った折によってきました。

台東区谷中、寛永寺口「浄名院」の八万四千体地蔵菩薩

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イメージ 2













境内に整然と並んだお地蔵さん。

まだ増え続けているようです



仮名臨書「小島切」その1


イメージ 3
イメージ 4













墨は奈良古梅園の桜、筆は白玉小筆(猫)



久しぶりに半紙に書きました。

ちょうど半端で出てきた一帖の手すき仮名半紙

ページ分だけあるので使ってみました。

「小島切」の解説は次回から、、、



周りのうちでは梅が咲き始めましたが、

うちでは明日あたりからのようです。

まだまだ寒い3月お身体に気をつけて

雪が、、、「李嶠詩残巻」臨書 その5

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今日の午後(7日)急に冷えて雪が吹きかけました。

すぐ止みましたが、今も寒いです。     


イメージ 1

ボケた白いすじとバックの地面の白が雪

高速シャッターにもせず、慌てて窓をしめました(笑)






「李嶠詩残巻」臨書その5



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イメージ 4






イメージ 3


イメージ 5


用具は前回同様、淡墨がまだ続いています



原本は緊迫感がありながら、ゆとりの筆使いをしてますが、

線の緊張感は半端じゃないので、相変わらず苦戦しています。

一文字一文字がきちっと書かれているのと背勢によって

緊張を保っているのかな、とも思うのですが、

精神力を高めるには良い本なのでしょう。





うちの遅咲き梅もようやく開き始めましたが、

暖かな春が待ち遠しいこの頃です。

臨書「李嶠詩残巻」その6

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 臨書「李嶠詩残巻」その6




イメージ 1


イメージ 3





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イメージ 4





今回で淡墨(鈴鹿墨)は終了。次回から墨は油煙墨になります。



春なのに毎日冷たい風が吹いています。

月は冴えて綺麗に見えますが、今夜も寒そう〜〜〜

ラッパスイセン・臨書「小島切」その2

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ようやくうちの小さなラッパスイセンが咲いて少し春の気配



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「小島切」2回目です




イメージ 2

すぎにしもいま行すゑもひたみちになべて         一品宮に昔のこと(ども)きこえたまて
わかれのなき世なりせば                 つかさのさうしにすみたまへる
    御返し 一品宮                 ころ  うちをおほしいでて
ゆくかたもすぎにしかたもおもふらん だれ     すぎにける昔のちかくおもほえで
にもとまるみをいかにせん             ありしにあらぬほどぞかなしき
   さきのないしとといふ人さかつき て        みやの御返し
   きれきとか(きて)まいらせたるに      わすられぬ昔ながらのうきなれどあ
雲井にてさすがにみゆるさかつきのこのて      りしにかはるそではぬれけり
きれきはいかにせよとも(ぞイ)             とほくなりたまふほど 宮に御返し




仮名用の半紙、墨は古梅園の「桜形」筆は白玉の小筆です。

直筆で連綿が多いので、先のきく弾力のある筆のが良さそうですが、

猫の毛でかなりゆっくり書いてます。

書きながら、原本が見られるように、でもあります。



毎日風が強く吹いています。

心地よい春の風がいいですね。


ようやく春めいて・臨書「李嶠詩残巻」その7

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梅や菜の花も咲き始めて、少し春の気配になってきました。


イメージ 1

カキドオシ







「李嶠詩残巻」その7




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イメージ 5

釈文〜最終行「在」を抜かしました。


墨は油煙墨をやや濃いめに磨っています。天地約65cmのロール紙

筆は神保町・玉川堂「永寿」仮名用の羊毛中鋒






朝晩はまだ寒いです。氷も張ってるし、、、

お身体お気をつけください。

春の花・臨書「李嶠詩残巻」その8

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日差しは暖かいのに今日も冷たい風が、、、


冬を越して頑張っています。ようやく春めいて

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        ルッコラ           しぶとく咲くビオラ 





臨書「李嶠詩残巻」その8



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イメージ 5

イメージ 6


仕様は前回と同じ。少し濃いめに墨を磨っています。

もっと濃い方が厚みが出て面白そうですが、

紙がやや薄手なので、ほどほどにしています。





今日も寒い夜です。

風邪などひかれません様に

キジバト・仮名臨書「小島切」その3

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春の便りが聞かれ始めているのに今日は冷たい雨です。

下の写真は数日前



イメージ 1

キジバトとにらめっこ(食事の邪魔だったらしい・・笑)



「小島切」その3


イメージ 2


イメージ 3

仮名半紙に白玉(猫)の小筆



小島切は「伝道風」と伝えられていますが、

道風の時代よりずっと後の女性の筆とみられています。

直筆の鋭い線が丸みを帯びて連綿する一種叙情的な感じの古筆です。

内容は「斎宮の女御」の家集を書写したもので、

現在三十数葉が見つかっています。

今回の臨書はそのうちの19葉ほどになります。

手元にある本がそれしかありません。




今晩も冷えて寒そう。あったかくしてお休みください。

臨書「臨書「李嶠誌詩残巻」その9

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昨日は突然の春の雪でした。積もらなくてよかったです。



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遅咲きの梅がやっと咲いたのに〈雪が降り始めの頃〉




臨書「李嶠詩残巻」その9



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仕様は前回と同様、天地約65cm、羊毛中鋒、やや濃いめの墨。


少しづつは書きづらい書き方に慣れてきているつもりですが、

線の強さを気にしていると形がすぐ狂ってしまうのです。

引き締まった線、飛躍的な打ち込みの点、どれを取っても

魅力的な法帖ではあります。





日中は暖かだったのですが、今の時間(深夜)寒いです。

風邪などひかれませんように


やっと春らしく、、、「小島切」臨書

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桜の便りが聞かれる様になって

こちらもやっと庭のモクレンが咲きました。

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仮名臨書「小島切」(斎宮女御集)その4




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仮名半紙、古梅園「桜形」、白玉小筆


「斎宮女御集」は西本願寺本三十六人集の中にもありますが、

それとは別本で、筆者も別人です。

小島切の名称は、本阿弥光悦の弟子、小島宗真が所蔵していたので、

つけられた名前です。

連綿が豊富で明るい表情が魅力です。





近所でも桜が開きましたが、夜は冷え込んでいます。

風邪などひかぬ様、お気をつけ下さい。
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